新神戸駅から徒歩で行ける「布引の滝」は、まさに都会のオアシス。
雄滝、雌滝、夫婦滝、鼓ヶ滝の4つの滝からなる布引の滝は、日本の滝百選にも選ばれ、那智の滝、華厳の滝と並ぶ日本三大神滝のひとつなんです。
今回は、布引の滝の読み方や、新神戸駅から布引の滝への行き方を詳しく解説していきます。
▼この記事で紹介していること
布引の滝の見どころや魅力、アクセス方法もわかりやすくまとめているので、ぜひ参考にしてくださいね。
布引の滝とは|読み方は?
布引の滝は、神戸市中央区を流れる生田川にある4つの滝の総称です。
それぞれ、雄滝(おんたき)、雌滝(めんたき)、鼓ヶ滝(つつみがだき)、夫婦滝(めおとだき)と呼ばれています。
中でも、雄滝は高さ43メートルと最も高く、その雄大な姿は圧巻です。
布引の滝は、古くからその美しさで知られており、平安時代には多くの歌人や貴族が訪れていました。
現在でも、たくさんの観光客が訪れる人気のスポットです。

布引の4つの滝を、ひとつずつ詳しく見てみよう。
①雄滝
布引の滝の中で最も高い雄滝は、高さが43メートルあり、その雄大な姿はまさに圧巻です。
雄滝の滝壺は面積が430平方メートル、深さが6.6メートルもありますよ。

雄滝には「竜宮城に続いている」という伝説があって、古くから人々の心を魅了してきた神秘的な場所でもあるよ。
②雌滝
布引の滝の中でも、雄滝に比べると少し控えめな印象の雌滝。
高さ19メートルの雌滝は、緑豊かな木々に囲まれた場所にあり、まるで白い布が流れ落ちるような優美な姿をしています。
雄滝の豪快さとは対照的に、雌滝は上品で落ち着いた雰囲気を漂わせていますよ。

布引と言う名前は、雌滝にまるで白い布を垂らしたように滝が流れることが由来となっているという説があるよ。
③鼓ヶ滝
布引の滝の鼓ヶ滝は、雌滝と雄滝の中間に位置する滝です。
高さは8メートルとそれほど高くはありませんが、その名前の由来となった、鼓を打つような轟轟とした音が特徴です。

鼓ヶ滝は他の滝に比べて少しわかりにくい場所にあるから、見たい人はしっかり探してきてね。
④夫婦滝
雄滝の滝壺から流れ落ちる2本の滝が、布引の滝の夫婦滝です。
高さは9メートルあり、雄滝の激しい流れとは対照的に、穏やかな印象の夫婦滝。
2本の流れが寄り添うように落ちる姿は、まるで夫婦の愛情を表しているようにも感じられます。

2筋あった滝が1筋になって流れる様子が、「まるで夫婦愛のようだ」と夫婦滝の名前の由来になっているよ。
【布引の滝への行き方】新神戸駅からのモデルコースと所要時間
布引の滝へのアクセスは、新神戸駅から徒歩が便利です。
今回は、新神戸駅から布引の滝までの行き方・モデルコースをご紹介します。
ハイキングコースから詳しく見ていきましょう。
ハイキング&徒歩コース|服装は?
新神戸駅から布引の滝へのハイキングコースは、舗装された道と階段が混在しています。
歩きやすい靴で行くのがおすすめです。
駅からそれほど遠くないとは言え、ヒールのある靴やサンダルは歩きにくく危険なので、避けるようにしましょう。
服装は、動きやすく、汗をかいても快適な服装が最適です。

帽子や日焼け止め、飲み物なども忘れずに持参しよう。
新神戸駅から雌滝までの道のり
- 新神戸駅改札を出て、JRハイウェイバス乗り場方面へ進みます。
- 1階の左の出口から外へ出ます。
- 「布引の滝 0.4km」の案内表示に従って、新神戸駅の高架下にあるトンネルを抜けます。
- トンネルを抜けて突き当たりを右折し、坂道を登ります。
- 「砂子橋」という石造りの橋を渡ります。橋を渡った後は左折します。
- 分岐点を左へ進むと、雌滝への道です。道なりに約5分ほど歩くと雌滝に到着します。
雌滝から雄滝までの道のり
- 雌滝から鼓ヶ滝までは、道なりに約5分ほど歩きます。鼓ヶ滝は木々に囲まれていて、見えにくい場所にあるので注意が必要です。
- 鼓ヶ滝から雄滝までは、道なりに約5分ほど歩きます。雄滝のすぐ下には、夫婦滝もあります。
新神戸駅から雄滝までは、約20分ほどで到着します。
体力に自信がない方は、雌滝までで折り返すのもいいでしょう。
また、雄滝の近くには、おんたき茶屋という食事処があるので、休憩がてら立ち寄るのもおすすめです。
ロープウェイコース
新神戸駅から布引の滝の行き方には、ロープウェイという選択肢もあります。
ロープウェイは、新神戸駅から徒歩5分の場所にある「神戸布引ハーブ園」の麓駅に乗り場から乗車可能。
ロープウェイを利用すれば、ハイキングコースよりも短時間で布引の滝まで行くことができますよ。
布引の滝を目指す場合は、「風の丘中間駅」で下車し、徒歩で約15分ほどで雄滝に到着します。
ハーブ園直行コース
布引の滝ではなく、まずは神戸布引ハーブ園から目指したい場合は、「ハーブ園山頂駅」までロープウェイに乗ります。
ハーブ園山頂駅は、ハーブ園を散策したり、展望台から神戸の景色を楽しんだりすることができるので、ハーブや緑に囲まれてゆったり過ごしたい人にもおすすめです。
布引の滝から布引ハーブ園へ行きたい人も、山道の途中から向かうことができます。
山道に案内が立っているので、注目しながら歩いてくださいね。

ハーブ園から布引の滝に行くには、「風の丘中間駅」からハーブ園を退園して、山道を歩いていこう。
布引の滝の最寄り駅は?電車のアクセス方法
ここでは、布引の滝のアクセス方法をご紹介します。
布引の滝の最寄り駅は、JR・神戸市営地下鉄の新神戸駅です。
新神戸駅は、山陽新幹線と神戸市営地下鉄の駅で、アクセスが非常に便利。
新神戸駅からは、徒歩で約10分ほどで雌滝に到着します。

雄滝までは、徒歩で約20分ほどで行けるよ。
布引の滝に駐車場はある?車の行き方
布引の滝に専用駐車場はありません。
そのため、車の場合は新神戸駅周辺のコインパーキングに車を停めて、そこから徒歩で行く必要があります。
新神戸駅周辺には、いくつかのコインパーキングがあるので、事前に調べておくのがおすすめです。
布引の滝の見どころ&魅力
布引の滝は、自然の美しさだけでなく、歴史や文化を感じられる魅力的なスポットです。
ここでは、布引の滝の見どころや魅力をご紹介します。

布引の滝の魅力をひとつずつ見ていこう。
創業100年超えの「布引雄滝茶屋」
布引の滝の雄滝近くには、創業100年以上の「布引雄滝茶屋」があります。
茶屋からは、雄滝の美しい景色を眺めながら、ゆったり食事や休憩が可能です。
メニューはおでん、ラーメン、そばなど、どれも美味しくリーズナブルな価格で楽しめますよ。

特に、出汁が美味しいおでんがおすすめだよ。
布引の滝は紅葉の名所|見頃は?
布引の滝は、紅葉の名所としても知られています。
見頃は、例年11月中旬から12月上旬頃です。
紅葉シーズンには、鮮やかに色づいたモミジやカエデが、布引の滝をさらに美しく彩ります。
紅葉の時期には多くの観光客で賑うので、早朝に行くのもおすすめです。
バーベキューや川で水遊びができる
布引の滝周辺は、バーベキューや川遊びも楽しめるスポットです。
ただし、バーベキューをする場合は、事前に予約が必要になります。
また、川遊びは、水深や流れに注意し、安全に配慮して行いましょう。
夜のライトアップもおすすめ
布引の滝は、夜になるとライトアップされ、昼間とはまた違った幻想的な姿を見ることができます。
ライトアップは、3月下旬から11月末まで行われているようです。
夜の布引の滝は、昼間とはまた違った魅力があるので、ぜひ訪れてみてください。
布引の滝の心霊現象&パワースポット伝説
布引の滝は、その美しい景色だけでなく、心霊現象が起こるスポットとしても有名です。
実際に、滝周辺では、幽霊や妖怪の目撃情報も…。
また、布引の滝は、古くから神聖な場所として崇められており、パワースポットとしても知られています。
滝の水は、マイナスイオンを多く含んでおり、心身をリフレッシュする効果があると言われていますよ。
まとめ
新神戸駅から徒歩で行ける「布引の滝」は、都会の喧騒を離れて自然を満喫できる、おすすめのスポット。
徒歩で行ける範囲内で、雄滝、雌滝、夫婦滝、鼓ヶ滝の4つの滝が楽しめます。
雄大な滝や緑豊かな景色、紅葉や川遊びなど、魅力が満載です。
ぜひ、新神戸駅を訪れた際には、足を運んでみてくださいね。
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