「大阪で住みたい区上位はどこ?」「治安や子育て環境、住民税は区によって違うの?」など気になっている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、大阪市24区を様々な視点から格付けし、ランキング形式で紹介します。
▼この記事で紹介していること
治安が良い区、子育てしやすい区、お金持ちが多い区、さらには住みたくない区まで、大阪市での理想の暮らしを実現するための情報を網羅しています。
大阪市への引っ越しを考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
大阪市の住みたい24区ランキング!
大阪市には24の区があり、それぞれに特徴があります。
住みたい区を選ぶ際には、通勤・通学の利便性、住環境、治安、教育環境など、様々な要素を考慮することが重要。
ここでは、大阪市の住みたい区ランキング上位に入ることの多い区を紹介します。
各区の特徴や魅力を紹介するので、検討材料にしてくださいね。
淀川区
淀川区は新大阪駅がある交通の要衝として知られています。
山陽新幹線や東海道新幹線、JR、阪急、Osaka Metroなど、複数の路線が乗り入れているため、交通アクセスは抜群です。
また、新大阪駅周辺には「エキマルシェ大阪」をはじめとする商業施設も充実しており、生活に必要なものはほとんど揃います。
その他、淀川河川公園はバーベキューを楽しめるスポットとしても人気で、レジャーも楽しめるのがポイントです。

淀川区は再開発も進んでいて、新しいマンションも増えているんだ。ただし、利便性が高い人気エリアだから家賃相場は高めな傾向だよ。
メリット | ・交通アクセス抜群 ・商業施設が充実 ・公園などの緑地が多い ・再開発が進んでいる |
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デメリット | 家賃相場が高め |
北区
北区は梅田駅や大阪駅といった主要駅がある「キタ」エリアに位置しています。
北区は多くの商業施設、オフィスビルが集積し、常に活気に満ち溢れているのが特徴。
一方で、中之島公園などの緑地も整備されており、自然と都会の調和がとれたエリアです。

北区は交通アクセスが抜群で、大阪市内はもちろん、近郊へのアクセスも簡単。ただし、人口密度が高いから、静かな生活を求める人には不向きかもしれないよ。
メリット | ・交通アクセス抜群 ・商業施設や飲食店が充実 ・オフィス街が多く仕事も多い ・自然豊かな公園がある |
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デメリット | ・人口密度が高い ・家賃相場が高め |
中央区
中央区は大阪市のほぼ中心部に位置し、大阪城や道頓堀、心斎橋など、大阪を代表する観光スポットが数多くあります。
主要エリアのため、商業施設や飲食店も充実しており、生活に便利な環境が整っているのが魅力です。
また、大阪府庁も中央区にあるため、行政の中心地としての役割も担っています。

中央区は「キタ」と「ミナミ」の双方へアクセスしやすい立地も魅力。ただし、中心部だから家賃相場はかなり高めだよ。
メリット | ・中心部に位置し、どこへ行くにも便利 ・観光地、商業施設、飲食店が充実 ・交通インフラが整っている |
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デメリット | ・家賃相場がかなり高め ・人口密度が高い |
阿倍野区
阿倍野区は「あべのハルカス」をはじめとする大型商業施設が充実しているエリアです。
天王寺区と隣接しており、近隣主要地や観光地への交通アクセスが良好なのもポイント。
また、区の南部は閑静な住宅街が広がっていて、子育て世帯にも人気があります。
しかし、商業施設や飲食店が集中しているエリアは賑やかで、静かな生活を求める人には不向きかもしれません。

阿倍野区では「地域みまもり隊」によるパトロールや防犯活動支援制度など、防犯への取り組みを行っているよ。
メリット | ・大型商業施設が充実 ・交通アクセス良好 ・閑静な住宅街もある |
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デメリット | ・中心部は賑やか |
天王寺区
天王寺区は天王寺駅を中心に繁華街が広がっているエリア。
繁華街だけでなく、天王寺公園や天王寺動物園など、レジャー施設も充実しているので、ファミリー層から単身者まで幅広い層に人気です。
また、歴史的な建造物も多いことから、落ち着いた雰囲気の中で生活したい方にもマッチするでしょう。

天王寺区は交通アクセスも良く、大阪市内へのアクセスも楽々。利便性と落ち着いた住環境のバランスを取るなら、駅から少し離れたエリアがおすすめだよ。
メリット | ・交通アクセス良好 ・レジャー施設充実 ・歴史的な建造物も多い |
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デメリット | ・中心部は夜も賑やか |
大阪市の治安が良い区ランキング
大阪市はエリアごとに犯罪発生率が大きく異なるため、安心した生活を送るならエリア選びが重要です。
大阪市の治安が良い区ランキングで上位常連の区がこちら。
それぞれ詳しく特徴を紹介します。
城東区
城東区は大阪市内でも治安が良いエリアとして知られています。
ファミリー層が多いエリアも点在していて、住民同士の見守りの目があるので、小さな子どものいる家庭も安心して生活できるでしょう。
また、綺麗に整備された「城北川遊歩道」やレトロな街並みの「がもよん町家エリア」など散策スポットも豊富で、落ち着いた雰囲気が魅力です。

城東区は大阪城公園などの緑地も多く、落ち着いた住環境が整っているのが魅力だよ。
西淀川区
西淀川区も比較的治安が良く、淀川沿いに広がる住宅地は静かで落ち着いた雰囲気が魅力。
塾や教育機関が充実していて、教育熱心な家庭も多いので、子育て環境が整ったエリアを探している方にも最適です。
「工業地帯もあるため、治安が悪いのでは?」と心配な方もいるかもしれませんが、現在は撤退した工場跡地にマンションが建つなど、開発も進み新たな街へと進化しています。

場所によっては街灯が少なくて見通しの悪い通りもあるから、住む前に実際に街を歩いてリサーチするのがおすすめだよ。
旭区
旭区は昔から犯罪発生率が低く、長年住む人が多い治安の良い街です。
旭区は教育機関が充実していて子どもが多いため、防犯対策に力を入れていたり「旭区地域安全パトロール隊」による防犯活動が行われていたり、安心できる環境づくりを地域一丸となって継続しています。
なお、「千林商店街」には居酒屋も多いので、夜に出歩く際は酔っ払いなどに注意しましょう。

旭区は娯楽施設や梅田ほどの繁華街がないから、区内のどのエリアも比較的治安が良いよ。
大阪市で子育てしやすい区は?
子育てをする上で、教育環境や公園などの緑地、保育所の数などは重要な要素となります。
上記要素に加えて子育て支援策なども充実した大阪市の区を以下にまとめました。
- 鶴見区
- 旭区
- 北区
- 住吉区
上記の中でも特に子育て世帯に人気な鶴見区について、詳しく紹介します。
鶴見区
鶴見区は「鶴見緑地」をはじめとして自然豊かで、子育てに適した環境が整っているエリアです。
大阪市全体として待機児童数は年々減少傾向にありますが、鶴見区の待機児童数は2024年4月1日時点では2人とかなり少なくなっています。(参考):大阪市-大阪市の保育所等利用待機児童数について(令和6年4月1日現在)
また、鶴見区で特徴的な子育て施策がこちら。
- エンゼルサポーターが育児をサポート
- 0歳~就学前までの訪問子育て相談
- 病後保育が充実
上記以外にも区民専用の子育て支援施設の提供をしていたり、子育て世帯に優しい自治体です。
大阪市の区を格付け!お金持ちが多い区は?
大阪市の区を格付けした際、お金持ちが多いとされるのがこちらの区です。
エリア | 特徴 |
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阿倍野区 | ・高級住宅地「帝塚山」がある ・商業施設が充実 |
中央区 | ・タワーマンションが多い ・高麗橋や伏見町などは資産家に人気 |
北区 | ・梅田などの繁華街があり土地代が高い ・タワーマンションが充実 |
上記の中でも阿倍野区は邸宅が多く、中央区や北区はタワーマンションが多いという違いがあります。
いずれも地価が高いので、住んでいるのは資産家や経営者、政治家、芸能人などの富裕層が多いようです。
大阪市の住みたくない区ランキングとは?
住みたくない区を選ぶ基準は人それぞれですが、治安の悪さ、騒音問題、生活の不便さなどから、大阪市の住みたくない区ランキングに入ってしまう場所もあります。
治安・騒音面で気になる人もいるかもしれないのが以下の区です。
- 北区
- 中央区
- 天王寺区
先述の通り、上記の区は商業施設や飲食店が充実しているため賑やかですが、利便性を重視する方には適しているとも言えます。
いずれのエリアでも家選びの際に繁華街付近は避けることで、利便性と安全を両立できるでしょう。
大阪市の住民税は区によって違う?
大阪市内の住民税が区によって違うということはなく、いずれも同じ税率です。
また、前年中の合計所得金額が非課税基準の45万円を超える場合に住民税が課税され、所得割額については前年中の合計所得金額から所得控除額を差し引いた額に税率10%(市民税8%・府民税2%)を掛けて計算しています。
まとめ
今回は大阪市について以下の内容で紹介しました。
- 淀川区は交通利便性と商業施設が充実◎
- 北区や中央区は飲食店や商業施設が豊富
- 城東区、西淀川区、旭区は治安が良好
- 子育て世帯には鶴見区がおすすめ
- 大阪市内はどの区でも同じ税率
住みたい区を選ぶ際には、通勤・通学の利便性、住環境、治安、教育環境、住民税など、様々な要素を考慮することが重要です。
ぜひこの記事も参考に、大阪市内で人気な区の特徴を理解し、ご自身のライフスタイルに最適な場所を選んでください。
住まい探しは人生における大きな決断です。
焦らず、じっくりと時間をかけて、最適な場所を見つけていきましょう。
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