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大阪の強い地盤ランキング|地震に強い地域・津波が安全な場所

地震

日本で暮らしていく上で避けては通れない災害のひとつが地震ですよね。

「大阪で地震に強い地域に住みたい」「津波が来ない安全な地域が知りたい」といった人は多いと思います。

そこで今回は、大阪府で地震が起こっても被害が少ないと言われている強い地盤を持つ地域のランキングや、安全な地域の特徴などをご紹介します。

大阪で地盤沈下や液状化の可能性があるのかも調査したので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

大阪の地震に強い安全な地域の特徴

大阪で2018年に起こった大阪北部地震のときには広範囲で強い揺れを観測し、さまざまな被害がもたらされたのを覚えている人も多いのではないでしょうか。

大阪北部地震から3年。ちょうど今くらいの時間に急に揺れた。余震も怖かったし子どもたちもしばらく怖がってた。今日は防災グッズを点検しよう。 引用元:X-@osaka_sara1002

口コミでも大阪北部地震のことが強く印象に残っているという人が目立っていました。

大阪府にはいくつもの活断層が走っていて地震が発生しやすい地域だと言われているので「大阪で地震に強い地域がどこなのか知りたい」という声がたくさん聞かれました。

一般的に地震に強い安全な地域だと言われているのが以下のような特徴です。

  • 活断層が少ない
  • 過去に沼や川でない地域
  • 高台の地域

活断層が少ないとそもそも地震が起きにくいということがわかりますよね。

また、沼や池や川などを埋め立てた地域では地盤が弱くなってしまい、地震の被害が大きくなることが予想されるので、過去に水辺でなかったというのも大きなポイントです。

そして、山のふもとのような高台の地域は、硬い岩盤などを含んだ硬質地盤であることが多いので、地震が起きても揺れにくいと言われています。

反対に、地震の被害が大きくなりそうな地域の特徴には次のようなものがあります。

  • 坂の下に位置するエリア
  • 傾斜がきつい土地

坂の下に位置するエリアでは、土地が低く水が集まりやすい特性があるので水害に注意が必要ですし、傾斜がきつい土地では地すべりや土石流などの発生リスクが高くなります。

どんなリスクがあるのか知っておくと土地選びが楽になるね。

大阪の強い地盤ランキング|地盤が強い地域は?

大阪は先述の通り、多くの活断層が走っているので大小さまざまな地震に見舞われやすい地域です。

そのため、できるだけ地盤が強い地域で暮らしたいと思っている人は多いですよね。

正直、どこの地盤がいいのかを詳細に調べるのは難しいのですが、震度6以上の揺れに見舞われる可能性の分布図を参考に、大阪で強い地盤を持つ地域を以下のようにランキング付けしました。

大阪では多くのエリアが26%〜100%の確率で震度6以上の揺れに見舞われる可能性があるとされているのに対して、上記のエリアは6%未満と大きな違いがあります。

もちろん地震が起こってみるまでどんな被害が出るかはわからないけど、可能性が低いと言われていると安心だよね。

①上町台地

大阪府内でもっとも大きな地震が起きにくい、強い地盤を持っていると言われているのが上町台地エリアでした。

上町台地は大阪平野の南北一帯のことなのですが、「四天王寺」「難波宮」「大阪城」などの歴史的建造物が数多く建てられていることからも地盤の強さがうかがえます。

中には地盤の強さを昔の姿のままの神社があるかどうかで判断しているという人もいて「地盤が強い場所に歴史的建造物は建てられる」という説は信憑性があるのではないかと思います。

②吹田市

大阪の吹田市も地盤が強く、地震の際に大きな揺れが起こりにくいと言われていました。

実際に、大阪は地震が多いのですが、吹田市は過去に大きな被害が出たことはないことからも地盤の強さが垣間見えますよね。

また、南海トラフ地震が起こったときの大阪の影響を気にする声も聞かれるのですが、吹田市は津波による被害の想定は0に近いと言われているので心強いですね。

ネットやSNSでは「万博開催地に選ばれたってことは地盤が強いはず」といった声も集まっていましたよ。

土砂災害の危険性も低いとされているエリアだから、揺れへの対策だけでなんとかなりそうだね。

③豊中市

豊中市も地盤が硬く、地震に強いとされている地域でした。

阪神大震災は、愛知でも結構揺れて、飛び起きた。祖父母宅が、豊中だったけど、かなり地盤がしっかりしている土地だったためか、お風呂の壁が壊れたぐらいだった。 引用元:X-@ny___x

大阪市内に比べると豊中市は土地が高くなっているので、津波の心配がいらないというのも特徴です。

また、豊中市では災害に備えて浸水対策工事が行われていたり、大きな道路には太陽光発電のライトが埋め込まれるなど、市をあげて地震対策に取り組んでいるのも高ポイント。

豊中市では、これまで浸水対策として、下水道管の整備や、地上や地下に雨水を貯める雨水貯留施設の整備に取り組んできました。引用元:豊中市上下水道局-浸水対策

大阪で地震が起こると危ない地域というのはたくさんありますが、豊中市のように対策をとってくれていると安心ですよね。

大阪の地盤が弱い地域は?

大阪府の地盤は海水を含んでおり柔らかいのが特徴で、地盤があまり固くない地域。

そのため「大阪府は地盤が弱めだ」と言われているのですが、大阪で地震が起きたときに危険な特に地盤が弱い地域はどこなのか気になりますよね。

結論としては「この地域は危険」などといった特定の地名は見つからず、先述の地震に強い地域を除くと府内全域で危険度は同じくらいのようでした。

ただ、大阪府の地盤の強さは47都道府県中33番目だと言われていて、確かに地盤は柔らかいのですがワースト10には入っていませんでした。

地震への備えをするのは大切だけど、必要以上に怖がらなくても大丈夫だよ。

東大阪市の地盤はどう?

約49万人が暮らす大都市の東大阪市は比較的揺れにくい地域だと言われています。

東大阪市の地盤は、砂や小石が重なってできる砂礫のため比較的しっかりとしているのが、地震でも揺れにくいと言われる理由なのではないでしょうか。

ネットなどの口コミでも東大阪市は地盤が強いという意見が目立っていたのですが、山に近い傾斜があるエリアなどでは土砂崩れなどへの注意は必要となってきそうです。

堺市の地盤は強い?

大阪市に次いで2番目に人口が多い堺市は、池を埋め立てている地域のため地盤が強いとは言えません。

ですが、人気観光地の「町家歴史館・山口家住宅」が400年以上前の建物がそのまま使われているところを見ると、過去の地震で大きな被害が出ていないことが考えられます

池を埋め立てたといっても、必ずしも地震の被害が大きくなるわけではないのかもしれないね。

大阪に地盤沈下しやすい場所はある?

大阪では地盤沈下を気にする声も多く聞かれるのですが、地盤沈下しやすい場所というのはあるのでしょうか。

国土交通省が発表している洪水ハザードマップを見ると、大阪市のほとんどが浸水想定区域にあたっているので、市内全域で地盤沈下の可能性は低くないように感じます。

大阪駅は地盤が緩くてちょっと地盤沈下してるので、駅内移動でも高低差が結構生じてる ちょっとした階段もよく見る。そのせいで駅回るだけで疲れるとよく言われてる 引用元:X-@sousakuosushi

口コミでは「大阪駅は地盤沈下の影響で階段が多くなっている」という情報も。

また、地盤沈下は主に粘土層が厚い地域に起こやすいのですが、これは地下水を過剰に汲み上げることによって粘土層が収縮するために起こると考えられています。

大阪府はこのような粘土層の地盤を持つ地域が広がっているので、全体的に地盤沈下しやすい地域なのかもしれませんね。

大阪の液状化の可能性

地盤沈下と同様に聞かれたのが「大阪府の液状化の可能性はどれくらい?」「大阪市は液状化する?」というものでした。
大阪府内で液状化しやすい地域というと海に近いエリアが挙げられます。
大阪ではないのですが、阪神・淡路大震災のときは海に近い神戸市のポートアイランドをはじめ、芦屋市や西宮市などの埋め立て地で多くの液状化の被害が報告されました。
このことを踏まえると、大阪で地震が起きても液状化が大丈夫なエリアは海から離れていて、なおかつ埋め立て地ではない上町台地や平野区だという意見が目立っていましたよ。
上町台地は地盤が強く、地盤沈下や液状化の心配がいらない大阪屈指の地震に強い地域のようでした。

大阪の津波が安全な地域

南海トラフが起きたときに大阪市内で逃げることができる場所というと、どのような場所があるのでしょうか。

南海トラフ地震では津波の被害が大きいと言われているので、まずは津波が来ない安全な場所に移動することが大切です。

大阪市では、市立学校や市営住宅等の公共施設などを利用した津波避難ビルや水害時避難ビルが確保されています
全てご紹介すると数が多いので一部抜粋しますね。
場所
福島区 上福島小学校
福島区民センターなど
此花区 西九条小学校
市営桜島住宅1号館など
西区 堀江中学校
大阪市立中央図書館など
港区 市岡中学校
市営池島南住宅1号館など
大正区 泉尾工業高等学校
市営泉尾第5住宅1号館など
浪速区 もと立葉小学校
市営浪速第6住宅2号館など
西淀川区 柏里小学校
市営御幣島東住宅2号館など
こういった避難ビルがあることを知っておくだけでも、いざという時大きな助けになるはずなので覚えておいてくださいね。

学校や市営住宅以外に、民間企業も避難場所として提供してくれているビルがあるんだって。

大阪の災害に強い街ランキング|災害が少ないのは?

地震などの自然災害はいつ、どこで起こるか予想もできないので、はじめから災害に強い街に住みたいと考える人も多いですよね。

そこで災害が少ないエリアでランキングを作るとすれば、大阪のどの地域が当てはまるのかピックアップしました。

  • 上町台地
  • 吹田市
  • 豊中市
  • 箕面市
  • 池田市

災害に強いといっても、地震なのか水害なのか、台風などの気象現象なのかによって変わるのですが、上記のエリアは津波などの水害にあいにくく、さらには強い地盤を持っていると言われている地域です。

ただ、上記のエリアでも山に近い場所では土砂災害などへの注意は必要です。

全ての条件が揃った完璧な地域というのは全国を探してもほとんど見つからないと思うのですが、自分の住むエリアが何に強くて、何に注意が必要なのかを知っておくと、災害に備えることができますよね。

日本は地震が多い国ですが、国民の災害に対する意識も高いよね。心配しすぎる必要はないけれど、最低限の備えはしておこう。

大阪の地震が少ない地域【まとめ】

大阪で地震に強く被害が少ないと想定される地域や、強い地盤を持つエリアのランキングなどをご紹介しました。

南海トラフでは大きな影響が出ると言われていますし、さまざまな場所で地震が起きているのでなんだか不安に感じますよね。

ですが、大阪で地震が起きたときに津波が来ない安全な地域や液状化しにくい地域などを知っておくと少し安心です。

この記事を参考にして、本当に大きな地震が来たときのために、まずは準備をしておきましょう。

▼参考にしたページ一覧

(参考1):j-shis map-地震ハザードステーション
(参考2):大阪市-災害に備える

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